小学校から中学校への進学で、多くの生徒が国語に戸惑います。算数→数学のように明確な「教科切り替え」はありませんが、国語では学び方の質的転換が大きく、中1の壁として立ちはだかります。
1.記述問題が一気に増える
小学校国語は「抜き出し問題」が中心でしたが、中学では理由を説明する・自分の言葉で書く問題が多く出ます。
「本文中の語句をただ探す」だけでは得点できず、論理的にまとめる力が求められます。
2.語彙・漢字のレベルアップ
小学校の漢字テストは「読み書き中心」でしたが、中学では意味・用法・熟語まで問われます。
また文章の内容理解には、**抽象語(例:理念、構造、象徴)**が増え、語彙力不足が大きな壁になります。
3.文章量・読解スピードのギャップ
中学国語の教科書・定期テストは、小学校に比べて文章量が2倍近くになることも。
制限時間内に正確に読み取るスピードがついていないと、解答にたどり着けません。
4.評論文・古文への初挑戦
小学校国語は物語文・説明文が中心でしたが、中学では
・抽象度の高い評論文
・古文・漢文の基礎
が新たに加わります。
内容が理解できない→国語全般が苦手…となるケースが多いです。
5.「答えは一つではない」世界への戸惑い
算数・数学と違い、国語は「模範解答と同じ表現でなくても正しい」場合があります。
この柔軟さに慣れず、「正解がわからない」と不安を感じる生徒も少なくありません。
青葉学院としての対応ポイント
語彙・漢字力の積み重ね
→ 定期的な小テストや家庭での習慣化
短答式→記述式へのステップ練習
→ 「本文根拠を見つけて→自分の言葉でまとめる」訓練
読書量・スピード養成
→ 毎日の少しの読書や音読で基礎体力づくり
古文のハードルを下げる
→ 音読・現代語訳で「慣れる」ことを優先
考えを表現する楽しさを実感
→ 授業や対話の中で「自分の考えを言葉にする練習」を取り入れる
聞かれた通りに答える練習
→解答が記述の問題では、文末表現が正しいか、とことんこだわります。
(例)
問題「・・・なぜですか?」
答え「〜だから。」
問題「どういうことですか?」
答え「〜ということ。」
問題「どんな様子ですか?」
答え「〜様子。」
などなど。
青葉学院では、一人ひとりの読解力・語彙力に合わせた指導を通じて、国語の学びを「苦手科目」から「表現力を伸ばす科目」へと変えていきます。
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- 2025/09/03
- 中1ショック ― 国語で注意すべきポイントとは?
- 2025/08/29
- 中1ギャップ ― 数学で注意すべきポイントとは?
小学校から中学校へ進学するタイミングで、多くの生徒が学習面・生活面の変化に戸惑うことを「中1ギャップ」と呼びます。特に数学は、小学校の算数から大きくステップアップするため、つまずきやすい科目です。今回は、保護者の方にぜひ知っていただきたい「中1ギャップと数学の注意点」をご紹介します。
1.「途中式・考え方の記述」が求められる
小学校の算数では答えだけが重視される場面も多くありました。しかし中学数学では、解答に至るプロセスをしっかり書くことが求められます。
途中式を省略する習慣があると、理解不足が見えにくく、得点につながらないケースも出てきます。
2.「正負の数」でつまずきやすい
中学数学の最初に学ぶのが「正負の数」。
-3や+5といった数直線上での位置関係をイメージできないと、計算ルールを覚えにくくなります。符号のルールを丸暗記するのではなく、数直線を使って感覚的に理解することが大切です。
3.「文字式」がすべての基礎になる
「x」や「y」を使った文字式は、中学数学の入り口であり、後の方程式・関数・図形にもつながる大切な分野です。ここで曖昧な理解のまま進むと、その後の単元すべてに影響が及んでしまいます。
言葉を数式に変える練習を繰り返すことが効果的です。
4.抽象化された学びへの移行
小学校では具体的な数値や図形で学んできた内容が、中学では「一般的な法則」や「定理」として抽象的に扱われます。
この抽象化のステップに慣れるには、「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明する練習が役立ちます。
5.小学校内容の「穴」を放置しない
分数・小数・割合などの計算があやふやなまま中学に進むと、最初の定期テストから苦戦することもあります。中1の春は、小学校の復習+中学内容の先取りをバランスよく行う時期にすることが理想です。
青葉学院としての考え方
青葉学院では、
生徒一人ひとりの理解度に応じた個別指導
家庭学習と通塾を結びつける「学習習慣の確立」を大切にしています。
中1ギャップを不安に感じるのではなく、学習習慣を固め、数学の基礎を盤石にするチャンスととらえることが大切です。
まとめ
中学数学で注意すべきポイントは、
プロセス記述の習慣
正負の数の理解
文字式の基礎固め
抽象化への適応
小学校内容の穴を埋めること
この5点です。
お子さまの様子をよく見守り、必要なときにサポートを差し伸べることで、数学の学びをスムーズに進めることができます。
青葉学院でも、中1生の最初の学習支援を強化しております。ご関心のある方はお気軽にご相談ください。
1.「途中式・考え方の記述」が求められる
小学校の算数では答えだけが重視される場面も多くありました。しかし中学数学では、解答に至るプロセスをしっかり書くことが求められます。
途中式を省略する習慣があると、理解不足が見えにくく、得点につながらないケースも出てきます。
2.「正負の数」でつまずきやすい
中学数学の最初に学ぶのが「正負の数」。
-3や+5といった数直線上での位置関係をイメージできないと、計算ルールを覚えにくくなります。符号のルールを丸暗記するのではなく、数直線を使って感覚的に理解することが大切です。
3.「文字式」がすべての基礎になる
「x」や「y」を使った文字式は、中学数学の入り口であり、後の方程式・関数・図形にもつながる大切な分野です。ここで曖昧な理解のまま進むと、その後の単元すべてに影響が及んでしまいます。
言葉を数式に変える練習を繰り返すことが効果的です。
4.抽象化された学びへの移行
小学校では具体的な数値や図形で学んできた内容が、中学では「一般的な法則」や「定理」として抽象的に扱われます。
この抽象化のステップに慣れるには、「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明する練習が役立ちます。
5.小学校内容の「穴」を放置しない
分数・小数・割合などの計算があやふやなまま中学に進むと、最初の定期テストから苦戦することもあります。中1の春は、小学校の復習+中学内容の先取りをバランスよく行う時期にすることが理想です。
青葉学院としての考え方
青葉学院では、
生徒一人ひとりの理解度に応じた個別指導
家庭学習と通塾を結びつける「学習習慣の確立」を大切にしています。
中1ギャップを不安に感じるのではなく、学習習慣を固め、数学の基礎を盤石にするチャンスととらえることが大切です。
まとめ
中学数学で注意すべきポイントは、
プロセス記述の習慣
正負の数の理解
文字式の基礎固め
抽象化への適応
小学校内容の穴を埋めること
この5点です。
お子さまの様子をよく見守り、必要なときにサポートを差し伸べることで、数学の学びをスムーズに進めることができます。
青葉学院でも、中1生の最初の学習支援を強化しております。ご関心のある方はお気軽にご相談ください。
- 2025/08/21
- 中1ギャップを乗り越えるために ― 英語学習の準備
中1ギャップを乗り越えるために ― 英語学習の準備
小学生から中学生へ進学する際に「中1ギャップ」を感じるお子さまは少なくありません。特に英語は、つまずきやすい科目です。
中学校に入ると、英語は「聞く・話す・読む・書く」を一度に求められ、スピードも一気に上がります。小学6年生のうちから次の3点を意識していただくことが大切です。
1.アルファベットの大文字・小文字を正確に書けること
2.基本単語を正しく書ける・読めること
3.簡単な英文を声に出して読む習慣をつけること
「青葉学院」中山駅前校では、夏から小学6年生の英語対策をスタートしています。小学校の英語活動は「楽しむ」が中心ですが、中学校では「定期テスト」「評価」が伴います。今のうちに土台を整えておくことが、お子さまの自信につながります。
中山駅周辺で学習塾をお探しの保護者様、ぜひお気軽にご相談ください。
小学生から中学生へ進学する際に「中1ギャップ」を感じるお子さまは少なくありません。特に英語は、つまずきやすい科目です。
中学校に入ると、英語は「聞く・話す・読む・書く」を一度に求められ、スピードも一気に上がります。小学6年生のうちから次の3点を意識していただくことが大切です。
1.アルファベットの大文字・小文字を正確に書けること
2.基本単語を正しく書ける・読めること
3.簡単な英文を声に出して読む習慣をつけること
「青葉学院」中山駅前校では、夏から小学6年生の英語対策をスタートしています。小学校の英語活動は「楽しむ」が中心ですが、中学校では「定期テスト」「評価」が伴います。今のうちに土台を整えておくことが、お子さまの自信につながります。
中山駅周辺で学習塾をお探しの保護者様、ぜひお気軽にご相談ください。
- 2025/08/14
- 小学6年生保護者必見!「中1ギャップ」を乗り越えるために
青葉学院では、小学校から中学校への進学期に起こりやすい「中1ギャップ」に注目しています。
中1ギャップとは、小学校と中学校の学習環境や人間関係、生活リズムの違いにより、子どもが戸惑いやストレスを感じる現象のことです。
★なぜ起こるのか?
授業進度・内容の急なレベルアップ
担任制から教科担任制への変化
定期テストや内申点など、新しい評価システム
部活動や友人関係など生活面の変化
これらの変化が一度にやってくるため、学習意欲の低下や生活リズムの乱れが起きやすくなります。
中1ギャップを防ぐ!保護者向けチェックリスト
お子さんがスムーズに中学生活をスタートできるよう、以下を確認してみてください。
【学習面】
□ 家での学習習慣は毎日30分以上ありますか?
□ 小学校内容の計算・漢字・基礎英語はスムーズですか?
□ 苦手教科が把握できていますか?
【生活面】
□ 朝は自分で起きられていますか?
□ 部活動など新しい活動への興味がありますか?
□ スマホやゲームの使用時間ルールがありますか?
【心の準備】
□ 初めて会う先生や先輩とも挨拶できますか?
□ 困った時に相談できる大人や友達がいますか?
□ 「失敗してもやり直せる」という考え方ができていますか?
青葉学院のサポート
青葉学院では、小6から中学内容の先取り授業や学習習慣の定着指導を行い、中1ギャップの不安を軽減します。
また、保護者様向けの個別相談会も実施中です。お気軽にお問い合わせください。
中1ギャップとは、小学校と中学校の学習環境や人間関係、生活リズムの違いにより、子どもが戸惑いやストレスを感じる現象のことです。
★なぜ起こるのか?
授業進度・内容の急なレベルアップ
担任制から教科担任制への変化
定期テストや内申点など、新しい評価システム
部活動や友人関係など生活面の変化
これらの変化が一度にやってくるため、学習意欲の低下や生活リズムの乱れが起きやすくなります。
中1ギャップを防ぐ!保護者向けチェックリスト
お子さんがスムーズに中学生活をスタートできるよう、以下を確認してみてください。
【学習面】
□ 家での学習習慣は毎日30分以上ありますか?
□ 小学校内容の計算・漢字・基礎英語はスムーズですか?
□ 苦手教科が把握できていますか?
【生活面】
□ 朝は自分で起きられていますか?
□ 部活動など新しい活動への興味がありますか?
□ スマホやゲームの使用時間ルールがありますか?
【心の準備】
□ 初めて会う先生や先輩とも挨拶できますか?
□ 困った時に相談できる大人や友達がいますか?
□ 「失敗してもやり直せる」という考え方ができていますか?
青葉学院のサポート
青葉学院では、小6から中学内容の先取り授業や学習習慣の定着指導を行い、中1ギャップの不安を軽減します。
また、保護者様向けの個別相談会も実施中です。お気軽にお問い合わせください。